埼玉医科大学総合医療センター 放射線科

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画像診断科・核医学科 部門紹介2

IVR

当院には、血管撮影装置が5台設置されており、脳外科や心臓領域を含めると年間2000件近くのIVR・血管造影検査が行われています。当科では、各診療科の依頼を受けて、肝細胞癌に対する動注化学塞栓療法や経皮的生検・ドレナージなどを行ってきましたが、2020年よりIVRを専門とする宮崎教授を診療部長として迎えたため、胃静脈瘤に対する塞栓術(BRTO)、動脈瘤・血管奇形に対する塞栓術、肝術前門脈塞栓術、静脈サンプリング、CVポート留置術など多岐にわたるIVRを実施することが可能となりました。現在、中央放射線部内の血管撮影装置1台が最新のIVR-CTシステム(血管撮影装置とCT装置がドッキングされた装置)に更新されることとなり、また凍結療法機器・マイクロ波凝固機器・ラジオ波凝固機器も同時に導入されることとなったため、今後は腎がんや肝がんに対する経皮的凍結療法やマイクロ波凝固療法・ラジオ波凝固療法なども行うことができるようになると期待されています。また、2021年度より当院は日本IVR学会専門医修練施設として承認され、客員教授にはIVRの第一人者である国立がん研究センターの荒井保明先生を迎えいれましたので、IVR専門医の教育・育成にも十分な環境が整っています。

 

血管撮影装置(Artis zee i TA: シーメンス, 2021年10月より稼働)

 

当科IVRチーム

 

客員教授の荒井保明先生(国立がん研究センター)が専攻医・研修医へレクチャーをされています

 

画像診断科・核医学科

放射線腫瘍科

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